車好き薬剤師pafit

薬剤師が趣味の車やボート、ジェットスキー、アウトドアなど普段から思ったことや得た知識を適当に書こうと思います。

経営の基本! パターンⅢ

パターンⅢはブランド型です。

これのパターンは老舗で成功していることが多いです。


これは説明しなくても皆さんご存じな通りです。

ブランド化すれば良いのです。

一般的ではないが一部の金持ち層に好まれます。

自動車メーカーで例えるならフェラーリ、ポルシェみたいなものです。


これの欠点は景気に左右されること、ブランド化するまで時間がかかることです。




これで、経営の基本!の3パターンの説明が終わりました。

なぜ、これをお話したかと言いますと、今後の調剤薬局経営には重要だからです。



今までの調剤薬局は3パターンのどれにも属さなくても適当な経営でボロ儲けしてきました。

調剤薬局を『10年以上前から経営している』経営者の多くが適当な経営でボロ儲けした能無し経営者です。

そのような経営者は、他業種と比べるとマトモな経営ノウハウ、考えを持っていません。


何も考えなくても、やらなくてもボロ儲けしたため『自分の能力、実力』と勘違いしてます。


人の能力は追い込まれた時に本領が発揮されます。

良いときは運が良いだけで、

悪い時が、その人の本当の力、能力なのです!

経営の基本! パターンⅡ

パターンⅡは密着型です。

成功している中小企業のほとんどが密着型です。

密着型とは顧客別のオーダーに応え、顧客の求めていることをピンポイントで手取り足取り行います。

そのためリピーター率が良く経営が安定しやすいです。

新規客も大切ですが、リピーター客を大切にします。そうすれば、リピーター客が自然と新規客を連れてきます。


密着型の欠点は従業員の能力に左右されることです。

従業員が不親切だったり気がつかないタイプの人だとリピーター率が落ち経営が不安定になります。

また、高利益のリピーターばかり極端に大切にしても利益は下がりますので、新規や低利益のリピーターにも、それなりの対応は必要です。


次回はパターンⅢブランド型をご説明いたします。

経営の基本! パターンⅠ 薄利多売型

パターンⅠ 薄利多売型

こちら、中小企業は絶対にやってはいけません。

大手企業でも、No.1の資金力や仕入れルートが無い限りは止めてください。



薄利多売というのはデフレでは注目されますが、この方法は安売り競争で自滅します。

周りの会社が自滅して、最後の一社だけ勝つという仕組みです。


そのため、最後まで残る資金力と仕入れルートが必要です。逆に言えば、資金力と仕入れルートのみで勝ち残る単純経営です。


資金力だけ、仕入れルートだけ、という企業は自滅して終わります。



次回はパターンⅡ 密着型の説明です。

経営の基本!3つのパターンから選ぶ!

経営の基本を簡単に3パターンに分けます。

Ⅰ薄利多売型

Ⅱ密着型

Ⅲブランド型


この3パターンから1つを選び追求しなければなりません!2つ以上取ろうとすると中途半端になり必ず失敗します。


次回は、それぞれの長所短所を簡単にご説明いたします。

経営の基本!

成功する経営は大まかに別けて3パターンしかありません!

これは、どの分野にも言えることですし、サラリーマンが成功する上でも、これを意識すると違います。


その3パターンから1つを選び極めなければ、今の時代は勝ち抜けません。


それなのに、なぜか中小企業のオーナーは3パターンから2つ、下手すりゃ3つ選びます。


2つ3つと欲を出せば確実に負けます!

それが市場原理です。



次回は、その3パターンを簡単にご説明します。

今後の調剤薬局はどうなるのか?

すばり!

2025年までに50%以上の調剤薬局が倒産します!!

正確には、処方箋の処理しかしない調剤薬局の50%以上が倒産です。



処方箋のみの調剤薬局の経営者のほとんどが『そんな根拠どこにある?50%以上が倒産?ありえない』と仰いますが…

この様な経営者に、私は心の中で『無能経営者でも病院の横に建てれば儲けた時代の考えだ。焼け石に水の会社だ』と思い根拠は説明しません。





根拠はあります!!!

はい!お国様が決めたからです(笑)

お国様は2025年までに半径2キロに対してクリニック(入院施設なし)と調剤薬局1件ずつを目標としました!

職業選択の自由があるため、法律で1件ずつを定めることは出来ません。



しかし、エリート官僚達は『診療報酬を調整し、必然的に半径2キロメートル以内にはクリニックと調剤薬局が1件ずつ』になるようにしています。



診療報酬に敏感な経営者ならお気づきなハズです!10年以内に薬局を畳むか、薬剤師の年収半分にするしかない!と。


実は、これは悪いことではなく良いことです。

対策さえ確りすれば確実に薬局を大きくするチャンスなのですから!もちろん、雇われ薬剤師達の給料アップも可能です(^^)





次回は会社が生き残るための基本中の基本を書きます♪

調剤薬局 儲かるのか? 基礎編

調剤薬局の実態を学生でも分かるように包み隠さず暴露します。





皆様が気になるのは単刀直入に『儲かるのか?』だと思います。

結論を先に言えば、今までは儲かっていましたが5~10年以内に、ほとんどの薬局が赤字に切り替わります。病院も例外ではありません。




その理由は国の財政難が原因です。

薬局や病院は健康保険から7~10割支払われるため準公務員みたいな感じです。

薬局に支払われる診療報酬(お金)の見直しが昔から2年に1回ありますが、直近10年で急激にダウンしています。



この診療報酬(お金)は、どんな作業をしたら○○点、この薬を出したら○○点と決まっていますので、どこの薬局で同じ薬をもらっても、患者の支払い金額には差は出ません。(厳密には若干の差は出ますが今回はスルーします。)




薬剤師一人で処理して良いのは1日処方箋40枚までと法律で決まっています。

では、1日40枚で月いくらの利益があるのか?





答えは200~250万円です。そこから、人件費や設備代などを支払います。



法令遵守する会社であれば、処方箋1日40枚の薬局では、常勤薬剤師1人と常勤が週40時間勤務を越えないように休み用のパート薬剤師を雇います。この時点で薬剤師の人件費100万前後かかります。

また、この規模だと常勤事務員2人とパート事務員1人が必要になり事務員の人件費で70万前後かかります。




人件費の時点で単純計算170万かかります。




そうなると残りの30~80万で建物や機械のリース代、光熱費や生活備品(テッシュ、トイレットペーパーなど)の支払いが必要になります。




もし、これから一店舗だけの調剤薬局を開業をするのであれば、自ら常勤薬剤師として働ける人でなければ意味がありません。そして、ローンして開局すれば確実にローン金利に喰われ赤字になります。現金で開業費に5000万以上用意できないなら諦めて下さい。


※今は開業費5000万が目安ですが、近い将来は数億円の開業費が必要になります。

次回も、ちょっと薬局業界のお話をいたします。