今後の薬剤師の年収
今後の薬剤師の年収予想です。
あくまでも調剤薬局の話ですが
多くの薬剤師が年収400万前後になります。
門前の調剤薬局が増えすぎて、多くの薬剤師が門前の調剤薬局で働いています。
門前の調剤薬局は、国の方針で減らす予定です。
また、総合病院では薬価差(仕入れ価格と患者に渡す価格の差)が欲しくて院内に戻す動きも一部ではあります。
昔は、薬価差とるために院内にして面倒な管理するくらいなら、院外に処方箋を出す
という考えでしたが
今は病院経営も厳しくなって少しでもお金が必要なのです。
ただし、一部の調剤薬剤師は700万どかもらうことが10年はできるでしょう。
それは在宅居宅を中心にやる調剤薬局です。
直近10年は在宅居宅で国は稼がせてくれます。
ただし!長くは続かないので注意してください。
以前にもお話しましたが、在宅居宅はアメリカのマネです!
アメリカはバックで保険会社が見張り大金を支援したから成功しました。
日本は確りした見張りはいませんし、大金を動かせません。
だから、長くは続かず在宅居宅ですら失敗政策になります。
でも、もらえるお金はもらえるうちに沢山もらいましょう(笑)
在宅居宅が失敗政策の後に国がどうするのか?誰にも分かりませんので。
直近数ヵ月の薬剤師の転職事情 北海道
数名から転職支援の依頼がきました。
30代前半、現在年収600万円と570万円
50代前半、現在年収650万円
皆さん札幌or札幌近郊、完全週休2日(半日+半日=1日は不可)希望で残業代別です。
結論からお答えしますと、まともな調剤薬局だと570万円以上は難しいです。
4週6休、経営者か従業員にクセがあり万年募集、残業代コミコミの何れかを満たすなら600~620万円になります。
週休2日570万と4週6休み620万円を比べるなら、絶対に週休2日が特です。
最低でも年間で約30日分の休みの差が発生します。4週6休の会社はお盆休みや年末年始が短かったりしますので実質的には40日前後の年間差になり、週休2日の人より2ヶ月多く働く計算になります。
4週6休や半日+半日=1日計算をする会社の多くは、従業員はプライベートより仕事を優先しなさい。という経営者が多いので注意です。
経営者にクセがある会社も転職後に精神的に疲れますし、残業代コミコミは残業が多い会社と考えて間違いありません。
では、どうすれば札幌or 札幌近郊で600万円もらえるのか?
新規オープン狙いです。
ここ1年、札幌や札幌近郊の薬剤師は辞める人が極端に減っています。
転職すれば年収ダウンや労働条件悪化の可能性が高いからです。そのため既存のマトモな薬局は、薬剤師が辞めず求人を出す必要がありません。
しかし!新規オープンは別です!薬剤師が転職しないため、確保に困っています。
マトモな薬局でも薬剤師確保に困っています!
来年の診療報酬改訂で門前薬局は大打撃を受けます!大打撃を受ければ転職時に給料下がるのは必須です。
大打撃を受ける前に確りとした労働契約を高値で結んでしまえぱ、なかなか減給はできません。ポイントはボーナス無しの契約をすることです。もちろん年契約の年俸にしてはいけません。
転職するなら新規オープン狙って高値で転職してください。
今後の中小規模の薬局
先日お会いした社長さん
5店舗経営されており、日本最大の日○調剤の取締役と同級生で仲良しだそうです。情報源は全て日○調剤からで、日○調剤と同時に同じ対策をしているから安心とのことでした。
今までの調剤薬局であれば、それでも経営は成り立ちますが、今後はそうは行きません。
診療報酬に頼り続ければ大手調剤、大手ドラッグストア、コンビニ等の大資本を持っている会社と中小規模の薬局は戦わなければなりません。
なぜ大企業との争いになるかといいますと、診療報酬down により薄利多売型の商売を強制的にすることになります。
以前、経営は3パターンに分かれるお話をしましたが、薄利多売型は資金力のある大企業のみが生き残れる経営方法です。
身近な話で例えますと『大型スーパー VS 個人商店』と同じ構図が調剤薬局でも始まるのです。
では、中小の調剤薬局が生き残るには、どうすれば良いか??
そのヒントは、生き残っている個人商店にあります。
セブンイレブンのオープン戦
私の家の真横にセブンイレブンがオープンしました!
オープンイベントで近所の家には『このチラシ持参でトイレットペーパー4ロール全員プレゼント』なんてチラシが4回も入りました!
当然、4回もらいに行きましたが(笑)
セブンイレブンってフランチャイズだから、FCオーナーが自腹切ってますよね?
オマケにガラガラで珈琲無料チケット3杯、カップラーメン2つ、うまい棒4本もらいましたよ(笑)
FCオーナー大赤字ですね。
セブンイレブンのそこそこ人気店なると年収2000万くらいらしいです。
人気店なるには広々な駐車場が必要不可欠になります。理想は300坪以上
年収2000万と言っても深夜はオーナー家族が店頭に立ちますので、夫婦2人でやれば1人あたり年収1000万、家族3人でやれば1人あたり年収660万…。
微妙ですね。FCオーナーは自営業扱いなので年金は国民年金で生活保護者支給額の半分以下です。
自営業やるなら年収4000万円以上でないと年金などで損するらしいです。
ちなみにセブンイレブン本社が収支アップさせてるのは、プライベートブランド商品と惣菜一口サイズらしいです。
管理職にするなら、男?女?
エリアマネージャーにする人を悩んでいる。
能力的にも年齢的にも変わらない男女の二人のどちらかを選ぼうかと…
薬局経営者から相談がありました。
私の結論はケースバイケースです。
会社成長期なら男
会社安定期なら女
という結論です。
これは脳の違いからです。
男は未来(結論)をみる傾向があり
女は今(過程)をみる傾向があります。
会社安定期の男のマネージャーは無駄に夢をみて現場の和を乱します。
会社成長期の女マネージャーは先を見れず行き当たりばったりで現場が纏まりません。
さらに言うと
男は会社全体は見れても、ピンポイントでは見れません。
女はピンポイントで見れても、会社全体は見れません。
今までの調剤薬局は門前で経営すれば何もしなくても儲けてきました。だからこそ、女性のみの調剤薬局で上手くいきました。
しかし、これからは診療報酬に頼れず自ら稼ぐ方法が必要です。
そうなると、診療報酬部門を女性に、診療報酬以外の部門を男性にやってもらうのがベストなのかもしれません。
薬剤師の職業紹介会社は詐欺
薬剤師の職業紹介会社のほとんどが詐欺です。
以前にも書きましたがネット求人に載せてる90%以上の案件は偽年収です。
紹介会社を斡旋するようなサイトは、紹介会社から広告料を取り、載せているので嘘っぱち!
紹介会社で働く人間は月給13~18万+歩合
歩合は一人紹介で5~70万
歩合の割合が大きいため嘘をつき、調子の良いことを言い、適当に就職先を紹介してきます。
少し難しい希望、良いの有ったら転職等を伝えた途端に紹介会社からの連絡が途絶えることも多々あります。
紹介会社の人間は、毎月の歩合が欲しいため簡単に転職させれる人にしか連絡しません。
直ぐに転職する人にしか連絡しません。
直ぐに採用してくれる会社しか紹介しません。
金額交渉など実際にはしていません。
就職させてしまえば知らん顔します。
アフターフォローなどありません。
皆さん調子の良い奴には騙されないで下さい。紹介会社の人間の99%は自分のことしか考えていません。
では、そんな業界でなぜ私が職業紹介を行うか?
それは、私の経験上、転職時には嫌な思いしかしなかったので、同業の皆さんに同じ思いをしてほしくないからです。
私自身、現役の調剤薬剤師として働いています。
だからこそ、表面上の処方箋枚数や薬剤師の人数、休暇日数だけではなく、トータルで本当に居心地の良い薬局で働いて欲しく、ブラック薬局は倒産して欲しいのです。
私は、会社維持に必要な通信費、事務所代などの最低限の金額しか紹介料として調剤薬局に請求しません。
一般的な紹介会社のように200万円も300万円も請求しません。
調剤薬局が薬剤師紹介料で浮いたお金は、転職する薬剤師の引っ越し代などに出すように交渉しています。それすらケチるセコい会社には紹介しないようにしています。
その反面、横柄な薬剤師にも紹介はしません。
本当に良い薬局、良い薬剤師のみが生き残れれば良いと思っています。
ビジネスモデルの寿命は30年
ビジネスモデルは30年と言われています。
勃興→隆盛→衰退に30年です。
これは一つのビジネスモデルを続けた時の話です。
100年も存続する会社は成熟直前に次の一手を考え
勃興→隆盛→勃興→隆盛→勃興
と繰り返します。
薬局は1965年に処方箋専門の調剤薬局ができ、80~90年代は診療報酬(保険からの支払)でボロ儲けし急成長しました。
そして50年以上経過した今は衰退期であり賞味期限切れなのです。
何が賞味期限切れか?と言いますと、診療報酬に頼った収入が賞味期限切れなのです!
昨年6月時点で1053兆円の負債を国は持っています。
そのうち国債残高が817兆円
これだけの負債があるのですから、診療報酬が賞味期限切れになるのは当たり前です!
なぜ日本が潰れないのか?
それは日本人の貯金が1000兆円あるからです。
日本国は日本人から借金(国債)をしているのです。
日本国の負債1053兆円を日本人の貯金でプラスマイナス0にできるから潰れないのです。
今後も超高齢化でGDP減少により収入減、支出増になり日本国の負債は増加。それにより、日本人の貯金ではカバーできない負債額になり公共事業の大幅縮小されます。
診療報酬も例外ではありません。
従来のビジネスモデルの調剤薬局とは決別した薬局の価値需要を考え作る必要があります。
従来の調剤薬局崩壊により、医師のコネのあるバカ経営者は潰れ、利口な経営者が事業拡大のビッグチャンスです!